7月のお休みは、3(木)・10(木)・17(木)・26(木)です。
また、先日のブログでもお伝えした通り、今月中旬に上海から荷物が届く予定です。日によっては、営業時間が変更になる可能性もありますので、事前にご連絡を頂くかfacebookページをご確認ください。また、入荷後に新商品を早くご覧になりたい方は事前にご連絡を頂ければ、倉庫をご案内しますのでどうぞ遠慮なくお申し付けください。
写真は今回持ち帰ってきた、卓上シェルフと筆掛けの幅の狭い小サイズとぐいのみです。卓上シェルフは1点のみですが、その他は数点在庫がありますので、気になりましたらご連絡ください。
こちらは今回購入してきた書籍。一番下の「LIVING IN CHINA」はamazonでも購入できます。一番上の「OLD VILLA IN SHANGHAI」は上海の租界エリアなどにある改装されたレストランやバーを紹介している写真集です。老洋房(らおやんふぁん)とは古い洋風の家のこと。あたりはずれはあるみたいですが、このエリアは特に夜おすすめです。すばらしいインテリア空間。時を経たものには、何事も及ばないな〜と思います。
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沖原紗耶さんの作品が入荷しました。
沖原さんは山梨県で竹のカトラリーを制作されている作家さんです。クラフトフェアや東京都内のギャラリーさんでも個展をされていますので、ご存知の方も多いと思います。この写真にあるように竹の節を生かして作られていて、デザインとアクセントと強度的な問題も考えられています。竹はとてもしなやかで丈夫。我々日本人は古来竹と共に生きてきたと言っても過言ではない、そんな素材です。
「使い続けることで風合いが増し、使うことが一番のメンテナンス」と沖原さんもおっしゃっており、道具として毎日でもお使い頂くのが良いと思います。一本一本風合いが違いますので、是非実際お手に取ってご覧ください。
左から:ジャムスプーン¥2,100- ティースプーン¥2,480- バターナイフ(ナイフ型)¥1,580- バターナイフ(ヘラ型)¥2,260-
左から:デザートフォーク¥3,200- フォーク¥3,680- カレースプーン¥3,680-
左から:お箸(細)¥2,480- お箸(太)¥2,480- スプーン&フォーク¥6,480- スッカラ風スプーン¥4,290-
下の画像は34歳男性の手ですがサイズ感をご確認ください。
バターナイフ
ティースプーン、デザートフォーク
カレースプーン、フォーク
スッカラ風スプーン、スプーン&フォーク
最後の写真は益子の二階堂明弘さんの青磁の器と合わせてみました。
今回の買い付けでは新しく見つけた所もいくつか回ることができました。アールデコの物を中心に選びましたが、いわゆる中国古典家具と小物も少しだけコンテナに入れる予定です。アールデコの物はやはり面白いものがたくさんありました。少しだけご紹介します。
和平飯店のラウンドテーブル。脚部のデザインがタイルトップのサイドテーブルと同じです。
アールデコのチェストとキャビネット。これも面白いデザインでした。
アールデコ・老上海のショップの黄色い壁。
倉庫のようなアンティークショップ。他にも山積みになっている中から光る物を発掘します。
これも違うショプの倉庫。
今回初めて行った、明や清またそれ以前のアンティークを扱うショップです。国宝級のキャビネットや、大きな建物の屋根みたいなものまでを扱っており、現在国と博物館を建てる計画があるとのこと。顧客は主に欧米人と中国人だそうです。日本人はいないとのことでした。
膨大な在庫でした。いくら時間があっても見きれません。次回はもう少し時間をかけて見ようと思っています。
最後は有名な外灘(わいたん)の夜景。上海に住む知人に連れて行ってもらいました。少し霧がかっていますが、たまたま天気がよく綺麗な夜景を見ることが出来ました。
ブログ建築編に掲載した、歴史的建物と洗濯物の画像、近代の建物の裏にある一般市民の家、そしてこの夜景。ギャップだらけの現実が上海そのものなんだなと感じた瞬間でした。
今回の買い付けで改めて上海・中国の奥深さを感じました。まだまだ掘るところが山のようにあり、きっとどれだけの時間をかけても掘りきることはできないのでしょう。それくらいの歴史と難しさ、しかし価値があります。帰ってきて早々、次の買い付けのことを考え、夢を膨らませています。
今回の荷物は7月中旬の入荷です。お楽しみに。
昨日上海出張から戻りました。今回は1日だけ時間を取って出来るだけ建築を見てきましたので、それらを紹介したいと思います。
上の写真は上海の外灘(わいたん)。租界時代の行政や金融の中心地だったエリアで、ホテルや銀行などたくさんの西洋建築が当時のまま残されています。
有名なピースホテル(和平飯店)。on the shore に1台だけ入荷したタイルトップのサイドテーブルは、この和平飯店で使われていた物です。数年前にリニューアルされており、先日ブログで紹介した、shanghai ART DECO 本にのっているような当時の家具はありませんでしたが、素晴らしい空間でした。
ドア
この階段は書籍にも掲載されていました。重要な箇所はそのまま生かされているのですね。素晴らしいです。
こちらはアールヌボー様式でしょうか、和平飯店の向かいにあるスウォッチ・アート・ピースホテルの扉。
南京東路にある建物のドアの飾り。
このカオス感。歴史的重要な建築物を取り囲む電線。上海的。
broadway mansion(ホテル)。
shanghai power company
denis(レジデンス)。現在も住居として使用されており、1階がファミリマートというのもなんだかすごいです。
washingnton(レジデンス)。
ドア
建物と洗濯物というギャップ。
アールデコ?な花台。
まだまだこんなものではありません。次回行ったときにも時間を作って写真を撮ってこようと思います。そして、簡単な上海の建築マップみたいなものを作れれば面白いと考えています。今回の上海出張でまた夢が出来ました。
shanghai ART DECO 本は絶版になっており、今回は探したにもかかわらず見つけることが出来ませんでした。引き続き探しては行きますので、ご興味のある方、しばらくお待ちください。書籍は店頭にありますので、お気軽にご覧くださいね。
明日のブログでは今回買い付けたものや行ったところなどをご紹介します。
21日(土)から上海出張です。今回もアールデコ・老上海のものをメインに買ってこようと思いますが、毎日考えているといろいろなアイデアが浮かぶもの。上海にいるパートナーに調査をお願いしていたものがあり、その確認も今回の楽しみの1つです。
ここでお知らせが一つ。7月から倉庫を借りることにしました。お店から自転車で5分くらい、歩くと10分くらいのところです。そこで今後ガレージセール的なことも出来れば、と考えています。今回のコンテナには、家具以外にもちょっと変わった小物も入れてくる予定です。変わったものと言っても中国の雑貨を思い浮かべないでくださいね。
どれくらい見つけられるかわかりませんが、それなりに集まったらそういったことも出来るかなと思っています。
入荷は7月の中旬予定です。お楽しみに。
もう一つお知らせ。on the shore のウェブサイトをリニューアルしています。商品は上部バナーの【SHOP】ページに一覧で表示されます。商品画像をクリックすると、商品の詳細ページがご覧頂けます。
カテゴリーは、「shanghai ART DECO / lao shanghai」、「vintage object」、「modern object」、「craft」、「modern interior」でそれぞれ商品を掲載しています。まだ商品が無いカテゴリーがありますが、今後不定期的に商品を追加していきますので是非ご覧ください。
ご質問などございましたら、お気軽にお問い合わせください。
出張中もメールは毎日確認しますので、お急ぎの御用の際は、お問い合わせページ、もしくはinfo@on-the-shore.com までご連絡ください。※facebookは中国では閲覧できませんので、メールにてお願いいたします。
写真は出張時にも愛用しているRICOH GXR。専用の交換レンズで撮影の幅が広がる製品だったのですが、購入当時(2年前くらい)の予想通り、生産終了です。ヤフオクでもこのレンズユニットがかなり高値で取引されています。そうなる前に購入したレンズ数本と、他社レンズも使えるマウントユニット。まだまだ活躍してもらいたいです。
中国茶の書籍。装丁と写真がとても綺麗です。左開きなのに文字は縦書きなので右から書かれています。なんとも中国的。
ここで発見したのが、6・7枚目の写真にのっている竹の椅子。
かの河井寛次郎が竹の家具をデザインしたことはよく知られています。幼児椅子から収納まで、彼の展示会の図録や、京都にある河井寛次郎記念館では実物を見ることもできます。デザインは氏が、実際の製作は当時近所に住んでいた台湾人の職人が作ったものだそうです。確かに台湾は竹製品の宝庫だそうで、中国も竹の取れる地方では日用品として愛用されているようです。
上海でも街角でリアカーを引いている行商や、いつも行く家具屋の倉庫にも古い物が積まれていました。これもいわるゆる「アノニマス」な製品ではないかと思います。
日本で「民藝運動」を提唱した、浜田庄司、芹沢銈介、外村吉之介らの「世界の民芸」という書籍では、欧米、北米、南米、中東、アフリカ、アジアだとタイの民芸品は紹介されていますが、なぜか中国や韓国(朝鮮)など他のアジアの国のものは紹介されていません。
朝鮮の磁器は柳宗悦も蒐集していて、駒場にある日本民芸館でもその蒐集品をたくさん見ることが出来ます。なぜ?と思っていたのですが、その理由は浜田庄司によるあとがきに書いてあります。
「「世界の民芸」という表題に対して、一番縁の深い極東の分を割愛したのが、当を得ない気がして心残りでした。
それは、手近の極東の民藝に関しては、縁も深く選びたい物が多過ぎて、限られた掲載回数の中で、
他の海外民芸との均衡を保つ選定が難しく、このたびは私達の眼にも、より新鮮に映る極東以外のものから選ぶことにしました」
〜引用「世界の民芸」浜田庄司によるあとがきより〜
真意はわかりませんが、もしそうであったなら、もしかするとこの竹の家具シリーズ(他にもスツールやテーブルなどがある)は彼らによって選ばれていたものなのかもしれません。人々の生活に深く根ざしたものであることは間違いないからです。
最後の8枚目の写真は筆掛け。本来の機能がそのまま形になったようなものです。
世界中の名だたるデザイナー達が中国古来からの「デザイン(文化)」に影響を受けているのはとても興味深いと思います。
SHANGHAI ART DECO。2006年に出版された、上海アールデコに関する大変貴重ですばらしい資料です。他にも参考になる書籍を探してはいますが、これ以外になかなか見つからないのが現状。偶然上海の本屋で見つけて1冊だけ購入してきた物です。今月末の出張で仕入れてこようと思い問合せをしたところ、現在は印刷しておらずストックもなくなっているとのこと。ただ、来年の秋に上海で開催されるアールデコの大きな催しの際に再販されるそうです。少し先になりますが、楽しみに待とうと思います。
再来週からの出張の際にはなんとか数冊は見つけてこようと思います。販売予定ですので、もしご興味のある方がいらっしゃれば先にお取り置きしますのでお問合せください。
この書籍では、公共施設からアパートメントやレジデンス等の建築がメインですが、ドアや窓枠などの建具、インテリアや家具も少し紹介されています。店頭では自由にご覧頂けますので、お声がけください。
ここ数日は東京でも30度を上回る暑い日が続きます。
on the shore は6月から、毎週木曜日を定休日とさせて頂きます。事前にご連絡を頂ければ、定休日でもお店を開けさせて頂きますので、お気軽にお問い合わせください。また、6月21日(土)〜25日(水)まで上海へ買い付けの為、期間中はお店は閉めさせて頂きます。メールは毎日確認しておりますので、お急ぎの用件はメールにてご連絡ください。※facebookは中国では閲覧できませんので、ご連絡はメールにてお願い致します。
6月のお休み 5(木)・12(木)・19(木)・21(土)〜25(水) ※26(木)は通常の定休日ですが、買い付けから戻りますので営業致します。
今回の上海の買い付けの様子はブログにて(できればリアルタイムで)お見せできればと思っています。21からのブログをお楽しみに。
glass cabinet : marble top / ガラスキャビネット : 大理石天板
幅.1065 奥行.435 高さ.1215 mm
¥200,000 + 税(8%)
老上海のガラスキャビネットです。脚部・及び扉の装飾を見ると、同年代の他の製品に比べて、イギリス様式の影響をより強く受けたデザインだと思われます。天板には大理石が嵌め込まれており、木天板のキャビネットと比較してもその重厚感と存在感は格別です。棚板は3枚付いており、それぞれの段の高さも十分ありますので、大きな洋書からワインなどのボトルまで様々な物を収納することが出来ます。飾り棚としてや、また店舗では什器としてもお使い頂けます。雰囲気のあるキャビネットをお探しの方や、今までとは少し違った空間作りにおすすめします。
扶桑社さんから発売されている「住まいの設計」2014 7-8月号に、on the shore オープンのことをご紹介頂きました。P25 ANTENA SUMAI NEW OPEN & FAIR のページです。先月青山にオープンした、カール・ハンセン&サン ショップも紹介されています。こうして世界的有名ブランドと同じページで紹介頂けることはとても嬉しいことです。
こちらの「住まいの設計」はその名の通り住宅のことからインテリアのことまで、とても分かりやすく面白く、そして素敵に特集されていて、これから住宅を建てることを考えていらっしゃる方にはおすすめの雑誌です。是非書店でお手に取ってご覧ください。 on the shore ではインテリアに関するご相談も受け付けております。お気軽にご相談ください。