on the shore - オン・ザ・ショア

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2015.03.30 Mon

アールデコと東洋 東京都立庭園美術館

東京都庭園美術館。日本で最も有名なアールデコ建築として知られています。先日学芸員の方とお話をする機会があり、その際に知ったのが15年前の2000年に開催された展覧会《ART DECO AND ORIENT / アールデコと東洋》でした。

ヨーロッパで広まったアールデコがアジアにも伝わり、上海・香港・インドなどの都市に取り入れられたアールデコに焦点を当てた企画です。アールヌーボーとアールデコへの変遷、そしてそのリバイバルとしてのポストモダン、ポストモダンとバウハウスの関係性、オリエンタリズム(中国美術やインド美術からの影響)についての視点など、とても面白い内容です。on the shore で扱う上海アールデコの家具も1920〜30年代のものと聞いていましたが、やはりその時期が最もアールデコと上海の街自体に活気があったのは間違いなく、改めていろいろな確信を持つこともできました。

学芸員の方も上海に限らずアジアのアールデコにはご興味をお持ち頂いていて、上海アールデコの家具に関してはあまりご存知なかったそうです。いろいろとお話もでき、僕自身も大変勉強になりました。また、上海に限らずアジアのアールデコは面白いものがあるにも関わらず、まだまだ知られていないのだという印象です。on the shore はもっとこの辺りを深めて行きたいと再確認することもできました。
この図録は店頭にありますので、ご来店の際には是非ご覧ください。

そして、次回上海仕入れのお知らせです。少し先ですが5月の中旬を予定しています。約1年ぶりの上海。ご存知の通りの円安ですので、現地へ行くのが少し恐ろしいですが今回も良いものを仕入れられればと思います。
また、何かお探しの家具(例:ガラスキャビネットで4面ガラス、サイズは幅500x奥行き500x高さ1600、価格は20万くらい等)がございましたら、お気軽にご相談ください。

背表紙 アールデコと東洋 東京都立庭園美術館

2015.03.15 Sun

wassily chair

バウハウスを象徴する椅子の一つ、Marcel Breuer の wassily chair をアップしました。少なくとも70年代以前のヴィンテージフレームに新しいキャンバス生地で張り替えました。
現行品はアメリカのKNOLL社で生産されていますが、その一つ前はイタリアのGAVINA社が、それより以前はトーネット社が製造権を持っていたようです。こちらの現品はリプロダクトではなく正規品であることは間違いありません。製造年が不確かなためメーカーを不明と記載していますが、上記のいずれかのメーカーの製品です。

wassily chair / ワシリーチェア

2015.01.19 Mon

desk lamp BAUHAUS

desk lamp BAUHAUS / デスクランプ バウハウス

kaiser idell 6650

KAISER IDELL model no.6650 / カイザーイデル 6650

バウハウスの流れを汲む名作照明。どちらもグッドコンディションです。
是非ご覧ください。

2014.08.12 Tue

sh140713 shanghai art deco desk
上海アールデコのデスクをあっぷしました。
かなり特異なデザインです。7個の引き出しが付いており、その全ての取手が連なっています。脚部も曲げ木でできており、手のかかった作り・デザイン。バウハウスデザインも思い起こさせるものもありますね。幅は102cm、奥行きも57.5cmとデスクとしてはコンパクトなサイズでしょうか。窓際や廊下に置くコンソールとしてもお使い頂けます。 黒い塗装はところどころすれており、それがまたこの製品の雰囲気を一層深めているように思います。
個性的で、他には無いデスク・コンソールをお探しの方におすすめします。

shanghai ART DECO desk / 上海アールデコ デスク