老上海のコートハンガーをアップしました。こちらは欧米よりどちらかと言うと東洋的(上海的)な要素の強い製品のようです。フックは5本ついています。色は朱色がかった茶色という表現が近いように思います。全パーツが無垢材でできておりますので、年を経た無垢材の風合いは格別。重厚感と存在感もまたしかり。こちらのコートハンガーとはまた違った雰囲気があり、当時の奥深い雰囲気を感じさせてくれる逸品ではないでしょうか。
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アールデコのデスクをアップしました。無駄な装飾がなく、まさにアールデコといったミニマルなデスクです。角の部分は四隅ともアールになっており、側面・裏面も綺麗に仕上げられています。強度や硬さが求められる脚部には無垢材が使われているなど、 構造や素材が考えられています。そういった点から見ると、確実ではありませんが、ホテルのロビーなどで使用されていたデスク・カウンターなのではないかと推測されます。全体的に傷や汚れはありますが、素材や製造のクオリティなど、当時の高級家具であったことが分かる、とても珍しくまた貴重なものではないでしょうか。上記にもあるように、無駄な装飾が無くミニマルですが、その雰囲気と存在感は他のものとは比べ物にならないものを感じます。
清時代末期のコンソールをアップしました。この時代特有の彫りが、全体的に細かく施されており、その手仕事の細やかさが伺えます。脚が下に行くにつれて、広がっている点も特徴です。飾り棚としてのコンソールに引き出しが5つついているので、 収納としても機能的に使うことができます。奥行きも39cmあるので、大きな書籍を並べても十分なサイズです。黒は空間を引き締める役割を果たしてくれますので、お部屋の雰囲気をがらりと変えてくれる、そんな逸品です。
on the shore では、お部屋の全てを中国家具で統一するのではなく、モダンなソファやアート、照明をあわせた空間を提案します。
上海アールデコの格子になったサイドテーブルをアップしました。幅は32cmとコンパクトですが、奥行きが75cmあるので、同じく奥行きの広いソファにもあわせやすいサイズです。棚は3段。トップはソファに座りながらの飲み物や読みかけの本、またテレビのリモコンなど、ちょうど使っているものを置くのに使いやすい76.5cmの高さです。2段目の天板は文庫本などを置く本棚としても使えるような、たっぷりとした広さがあります。最下段には雑誌や新聞など、 高さのある物も立てかけて置いておけるようなサイズが魅力です。シンプルで直線的なアールデコデザインに、機能も兼ね備えたサイドテーブルです。

7月のお休みは、3(木)・10(木)・17(木)・26(木)です。
また、先日のブログでもお伝えした通り、今月中旬に上海から荷物が届く予定です。日によっては、営業時間が変更になる可能性もありますので、事前にご連絡を頂くかfacebookページをご確認ください。また、入荷後に新商品を早くご覧になりたい方は事前にご連絡を頂ければ、倉庫をご案内しますのでどうぞ遠慮なくお申し付けください。
写真は今回持ち帰ってきた、卓上シェルフと筆掛けの幅の狭い小サイズとぐいのみです。卓上シェルフは1点のみですが、その他は数点在庫がありますので、気になりましたらご連絡ください。
こちらは今回購入してきた書籍。一番下の「LIVING IN CHINA」はamazonでも購入できます。一番上の「OLD VILLA IN SHANGHAI」は上海の租界エリアなどにある改装されたレストランやバーを紹介している写真集です。老洋房(らおやんふぁん)とは古い洋風の家のこと。あたりはずれはあるみたいですが、このエリアは特に夜おすすめです。すばらしいインテリア空間。時を経たものには、何事も及ばないな〜と思います。

今回の買い付けでは新しく見つけた所もいくつか回ることができました。アールデコの物を中心に選びましたが、いわゆる中国古典家具と小物も少しだけコンテナに入れる予定です。アールデコの物はやはり面白いものがたくさんありました。少しだけご紹介します。

和平飯店のラウンドテーブル。脚部のデザインがタイルトップのサイドテーブルと同じです。

アールデコのチェストとキャビネット。これも面白いデザインでした。

アールデコ・老上海のショップの黄色い壁。

倉庫のようなアンティークショップ。他にも山積みになっている中から光る物を発掘します。

これも違うショプの倉庫。

今回初めて行った、明や清またそれ以前のアンティークを扱うショップです。国宝級のキャビネットや、大きな建物の屋根みたいなものまでを扱っており、現在国と博物館を建てる計画があるとのこと。顧客は主に欧米人と中国人だそうです。日本人はいないとのことでした。




膨大な在庫でした。いくら時間があっても見きれません。次回はもう少し時間をかけて見ようと思っています。

最後は有名な外灘(わいたん)の夜景。上海に住む知人に連れて行ってもらいました。少し霧がかっていますが、たまたま天気がよく綺麗な夜景を見ることが出来ました。
ブログ建築編に掲載した、歴史的建物と洗濯物の画像、近代の建物の裏にある一般市民の家、そしてこの夜景。ギャップだらけの現実が上海そのものなんだなと感じた瞬間でした。
今回の買い付けで改めて上海・中国の奥深さを感じました。まだまだ掘るところが山のようにあり、きっとどれだけの時間をかけても掘りきることはできないのでしょう。それくらいの歴史と難しさ、しかし価値があります。帰ってきて早々、次の買い付けのことを考え、夢を膨らませています。
今回の荷物は7月中旬の入荷です。お楽しみに。
中国茶の書籍。装丁と写真がとても綺麗です。左開きなのに文字は縦書きなので右から書かれています。なんとも中国的。
ここで発見したのが、6・7枚目の写真にのっている竹の椅子。
かの河井寛次郎が竹の家具をデザインしたことはよく知られています。幼児椅子から収納まで、彼の展示会の図録や、京都にある河井寛次郎記念館では実物を見ることもできます。デザインは氏が、実際の製作は当時近所に住んでいた台湾人の職人が作ったものだそうです。確かに台湾は竹製品の宝庫だそうで、中国も竹の取れる地方では日用品として愛用されているようです。
上海でも街角でリアカーを引いている行商や、いつも行く家具屋の倉庫にも古い物が積まれていました。これもいわるゆる「アノニマス」な製品ではないかと思います。
日本で「民藝運動」を提唱した、浜田庄司、芹沢銈介、外村吉之介らの「世界の民芸」という書籍では、欧米、北米、南米、中東、アフリカ、アジアだとタイの民芸品は紹介されていますが、なぜか中国や韓国(朝鮮)など他のアジアの国のものは紹介されていません。
朝鮮の磁器は柳宗悦も蒐集していて、駒場にある日本民芸館でもその蒐集品をたくさん見ることが出来ます。なぜ?と思っていたのですが、その理由は浜田庄司によるあとがきに書いてあります。
「「世界の民芸」という表題に対して、一番縁の深い極東の分を割愛したのが、当を得ない気がして心残りでした。
それは、手近の極東の民藝に関しては、縁も深く選びたい物が多過ぎて、限られた掲載回数の中で、
他の海外民芸との均衡を保つ選定が難しく、このたびは私達の眼にも、より新鮮に映る極東以外のものから選ぶことにしました」
〜引用「世界の民芸」浜田庄司によるあとがきより〜
真意はわかりませんが、もしそうであったなら、もしかするとこの竹の家具シリーズ(他にもスツールやテーブルなどがある)は彼らによって選ばれていたものなのかもしれません。人々の生活に深く根ざしたものであることは間違いないからです。
最後の8枚目の写真は筆掛け。本来の機能がそのまま形になったようなものです。
世界中の名だたるデザイナー達が中国古来からの「デザイン(文化)」に影響を受けているのはとても興味深いと思います。
