工芸作品 / craft の記事
fashion&lifestyle magazine の EYESCRAEM(アイスクリーム)9月号に、ハタノワタルさんの和紙の箱を取り上げて頂きました。以前もクラフトフェア松本のブログで少し紹介させて頂きましたが、ハタノワタルさんは京都府綾部市を拠点に活動をされている作家さんです。今回掲載頂いたのは、京都の伝統工芸品である「黒谷和紙」を貼った箱ですが、ハタノさんは和紙職人でありながら、絵も描き、家具も作り、家やお店の内装(和紙を壁・天井・床などに、また襖などの建具も)もされているという(プロダクトは箱以外にもブックカバーなどたくさんの種類があります)、マルチなクリエーターなのです。ハタノさんのwebサイトも是非のぞいてみてください。
また、本日8/1日(金)から5日(火)まで札幌のAch so neさんで個展を開催されています。お近くの方、またちょうど札幌へ行かれる方、是非足をお運びください。
Ach so ne(アソネ)北海道札幌市中央区大通西16丁目3-27 美術館前片岡ビル2Ftel:011-676-5008個展会期:8月1日(金)-8月5日(火)11:00~19:00web:http://ach-so-ne.muse.weblife.me/index.html

沖原紗耶さんの作品が入荷しました。
沖原さんは山梨県で竹のカトラリーを制作されている作家さんです。クラフトフェアや東京都内のギャラリーさんでも個展をされていますので、ご存知の方も多いと思います。この写真にあるように竹の節を生かして作られていて、デザインとアクセントと強度的な問題も考えられています。竹はとてもしなやかで丈夫。我々日本人は古来竹と共に生きてきたと言っても過言ではない、そんな素材です。
「使い続けることで風合いが増し、使うことが一番のメンテナンス」と沖原さんもおっしゃっており、道具として毎日でもお使い頂くのが良いと思います。一本一本風合いが違いますので、是非実際お手に取ってご覧ください。

左から:ジャムスプーン¥2,100- ティースプーン¥2,480- バターナイフ(ナイフ型)¥1,580- バターナイフ(ヘラ型)¥2,260-

左から:デザートフォーク¥3,200- フォーク¥3,680- カレースプーン¥3,680-

左から:お箸(細)¥2,480- お箸(太)¥2,480- スプーン&フォーク¥6,480- スッカラ風スプーン¥4,290-
下の画像は34歳男性の手ですがサイズ感をご確認ください。
バターナイフ

ティースプーン、デザートフォーク

カレースプーン、フォーク

スッカラ風スプーン、スプーン&フォーク
最後の写真は益子の二階堂明弘さんの青磁の器と合わせてみました。
中国茶の書籍。装丁と写真がとても綺麗です。左開きなのに文字は縦書きなので右から書かれています。なんとも中国的。
ここで発見したのが、6・7枚目の写真にのっている竹の椅子。
かの河井寛次郎が竹の家具をデザインしたことはよく知られています。幼児椅子から収納まで、彼の展示会の図録や、京都にある河井寛次郎記念館では実物を見ることもできます。デザインは氏が、実際の製作は当時近所に住んでいた台湾人の職人が作ったものだそうです。確かに台湾は竹製品の宝庫だそうで、中国も竹の取れる地方では日用品として愛用されているようです。
上海でも街角でリアカーを引いている行商や、いつも行く家具屋の倉庫にも古い物が積まれていました。これもいわるゆる「アノニマス」な製品ではないかと思います。
日本で「民藝運動」を提唱した、浜田庄司、芹沢銈介、外村吉之介らの「世界の民芸」という書籍では、欧米、北米、南米、中東、アフリカ、アジアだとタイの民芸品は紹介されていますが、なぜか中国や韓国(朝鮮)など他のアジアの国のものは紹介されていません。
朝鮮の磁器は柳宗悦も蒐集していて、駒場にある日本民芸館でもその蒐集品をたくさん見ることが出来ます。なぜ?と思っていたのですが、その理由は浜田庄司によるあとがきに書いてあります。
「「世界の民芸」という表題に対して、一番縁の深い極東の分を割愛したのが、当を得ない気がして心残りでした。
それは、手近の極東の民藝に関しては、縁も深く選びたい物が多過ぎて、限られた掲載回数の中で、
他の海外民芸との均衡を保つ選定が難しく、このたびは私達の眼にも、より新鮮に映る極東以外のものから選ぶことにしました」
〜引用「世界の民芸」浜田庄司によるあとがきより〜
真意はわかりませんが、もしそうであったなら、もしかするとこの竹の家具シリーズ(他にもスツールやテーブルなどがある)は彼らによって選ばれていたものなのかもしれません。人々の生活に深く根ざしたものであることは間違いないからです。
最後の8枚目の写真は筆掛け。本来の機能がそのまま形になったようなものです。
世界中の名だたるデザイナー達が中国古来からの「デザイン(文化)」に影響を受けているのはとても興味深いと思います。

一昨日は早めにお店を閉めさせて頂いて、また昨日はお休みを頂いて長野県松本市で開催される、クラフトフェア松本へ行ってきました。





上から 磁器の器:大谷哲也さん(コーヒーミルしか撮っていませんでした、すみません。。真っ白な磁器の器を製作されています。)、和紙の箱:ハタノワタルさん、竹のカトラリー:沖原紗耶さん、ウールの織物:濱野太郎さん、ガラス:木下宝さん
沖原紗耶さんの竹のカトラリーとハタノワタルさんの和紙の箱はon the shore でも取り扱いをさせて頂いています。沖原さんにへ来月入荷予定のものに追加を少しお願いしてきました。また、ハタノさんのテントに行ったところ、「在庫はこんもり持ってきてるから、仕入れでも大歓迎でっせ〜(そろばんじゃりじゃり)」と(実際はこんな口調ではありませんが)いうことでしたので、新しい仕様のA4とA5サイズの箱と、定番の筆入れと名刺入れも少量仕入れさせて頂きました。
サイズはiphoneと比較してみてください。A4、A5の箱にはそれぞれ名刺入れや筆入れが収納できます。実は僕も以前から大きなサイズがあればな、と思っていたのでとても嬉しい追加サイズでした。
詳しくはまたブログでご紹介させて頂きます。
会場で山崎デザインワークス:山崎さんにもお会いしました。6/15〜神楽坂フラスコさんで催事をされます。大谷さんや木下さんの器もあるそうです。是非御出かけください。


