アールデコのデスクをアップしました。無駄な装飾がなく、まさにアールデコといったミニマルなデスクです。角の部分は四隅ともアールになっており、側面・裏面も綺麗に仕上げられています。強度や硬さが求められる脚部には無垢材が使われているなど、 構造や素材が考えられています。そういった点から見ると、確実ではありませんが、ホテルのロビーなどで使用されていたデスク・カウンターなのではないかと推測されます。全体的に傷や汚れはありますが、素材や製造のクオリティなど、当時の高級家具であったことが分かる、とても珍しくまた貴重なものではないでしょうか。上記にもあるように、無駄な装飾が無くミニマルですが、その雰囲気と存在感は他のものとは比べ物にならないものを感じます。
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有名な上海の和平飯店(PEACE HOTEL)で使用されていたラウンドテーブルをアップしました。こちらの タイルトップのサイドテーブルも同じく和平飯店のものですが、脚部の意匠と幕板の彫りがそれを証明してくれています。天板には無垢の一枚板を用いているなど、素材にも高級なものが使われています。天板から幕板までの厚さと、 ほっそりとした脚部が下に行くに連れて太くなる様は、トラディショナルな英国家具を思わせます。数多くのアールデコ建築が未だに残る上海の中でも群を抜いて広く知れ渡る和平飯店。そのインテリアが素晴らしいものであったことを想像させてくれる、貴重で価値のある家具ではないでしょうか。
上海アールデコのチェストをアップしました。デスク(こちらとこちら)同様、まさに上海アールデコ、といった逸品になります。取手や脚部、アールがかった角の仕上げなど、他では見たことの無いデザインになっています。また、本体のには行った白いラインが特徴的です。ただの塗装ではなく、その部分がきちんと溝になっている部分にも 当時の細やかな技術が伺えます。日本の住宅でも使えるサイズと収納力もある奥行・幅の引き出し。 とても使いやすいと思います。雰囲気と存在感はまた格別です。
アールデコのサイドテーブルをアップしました。シンプルな直線的なもの、 格子のデザインのもの、 天板にタイルが嵌め込まれたものなど様々ありますが、中でもこちらは最もミニマルなアールデコデザインではないでしょうか。直線的なフォルムの中にも縁などの細部の仕上げは丸みを帯びており、柔らかい印象を与えてくれます。板の厚みがあるため、線は太く見え、構造もしっかりとしています。サイズは幅57cm・奥行34cm・高さ57cmとコンパクトなので、ソファ・ベッド・デスクなど様々な用途でお使い頂けると思います。棚板もありますので、雑誌や書籍を置いておくこともできます。使い勝手の良いサイドテーブルです。
上海アールデコのデスクをアップしました。まさに上海アールデコといったデスクです。脚部、引き出しと扉の取手、背板、袖の彫刻、総合的に素晴らしい製品に仕上げられています。扉の中に備え付けられた3段のトレーのように、他の国のものにはあまりみられない、この時代の製品特有の機能は特筆すべき点です。天板の突き板に浮きが見られるものの、全体のコンディションとしては素晴らしいものだと思います。 天板も幅114cm、奥行61cmと広く、また収納もたくさんありますので、もちろんデスクとしても 非常に使いやすいサイズです。デザイン、素材、作り、どこを見ても当時のラグジュアリーだった上海の生活をかいま見ることができる逸品です。
老上海のラウンドテーブルをアップしました。全体的にはクラシックな印象を与えてくれます。天板が3本のアームで持ち上げられているという変わった構造とデザインになっています。脚は3本なので、床のレベルでがたつくこともありません。直径は78cmとコーヒーテーブルとしては少し大きめのサイズです。通常のコーヒーテーブルとしてはもちろん、コンパクトなダイニングテーブルとしてもお使い頂けると思います。ラウンドテーブルはどの方向からもすわれますので、場所も取らず非常に使い勝手のいいテーブルとして重宝します。
中国の古い糸を巻き取る木製の機具をアップしました。ハンドルを取ってまわすと、ぐるぐると車輪が回転し糸を巻き取って行くというしくみのようです。現代の生活では、なかなかこういう器具を使用する機会は無さそうですが、例えば洗濯物を干したり、植物を置いてみたり、天井から吊るしてみたり、オブジェとして、など、どのようなことに使おうかというアイデアがどんどん湧いてきますね。もちろん、糸を巻く用途でお使い頂くこともできます。皆様ならどのようなことに使われるのでしょうか。楽しみです。
天板がショーケースになった、観音開きのキャビネットをアップしました。こちらは老上海時代のものだと思っていたのですが、ショーケースのプレートを見るとそうではないようです。「”Canadian”MADE IN CANADA. W.H BANFIELD & SONS LIMITED.TORONTO CANADA.」と書かれています。調べたところこの会社はカナダの古いスチール部品などを製造していた会社のようで、このキャビネットもカナダで作られたと書かれています。観音開きの扉の中は十分な収納になっており、90.5cmと腰くらいの高さなのでショーケースとしても非常に使いやすいサイズです。四角に近い形も面白い点ですね。ただ、なんと言っても、全体のコンディションは素晴らしく、その雰囲気は他にも無いものを持っている珍しいキャビネットです。
アールデコのレザーチェアをアップしました。直線的で無機質な印象も与えつつ、植物のつるのような有機的な印象も与える脚部の彫刻と、2段階細くなって行くように脚の先端がデザインされています。背もたれも直線的で、レザーは背面に鋲で固定されているという、クラシックな仕上げです。背もたれ、座面ともに中のクッション材とレザーは新しいものに張り替えられていますが、 フレーム自体は上海租界時代のものになります。座面は取り外しも可能になっています。