on the shore - オン・ザ・ショア

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2016.04.02 Sat

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この度on the shoreでは、「旅」をキーワードとして世界で失われていく手仕事を残す活動をしているインテリアショップ Rungta
展開する “Rungta Dhurrie rug series” から特注のラグを発表し、それに合わせて下記日程にて展示会を開催します。
詳しくはこちらの exhibition ページをご覧ください。

会期    4月29日(金)〜5月10日(火) ※会期中無休
会場    新宿区早稲田鶴巻町560-5,1F on the shore
営業時間  12:00-19:00 ※通常日祝日は18:00までですが、会期中は毎日19:00まで営業いたします
facebook  イベントページ

Rungta を知ったのは、ちょうどインドのラグを紹介する企画展を開催中だった昨年の秋でした。この時に紹介されていたコットン製のラグは “Dhurrie” というインドの伝統的な平織りの敷物で、その技術は古くから織り職人の家系にのみに受け継がれてきた、非常に貴重な手仕事なのだと彼らから教えて頂きました。
良質のコットンを用いて、全て手で織られるそのラグの技術や品質はもちろん素晴らしかったのですが、特に良いなと思ったのはそのラグに表現されたインド特有の模様でした。見せて頂いた貴重な資料には、宗教的なものから自然や動物をモチーフにした大胆なものまで、自由で素晴らしい模様がたくさん記録されていました。「デザイン」されたものではない「無作為」な美しさがそこにありました。

今回発表するラグは5種類。どれも貴重な古い資料を元に復刻したもので、今では作られていない柄ばかりです。会期中は Rungta の扱う様々なインドの製品やクラフトも販売するので、そちらも合わせてお楽しみ頂けると思います。

インドのめざましい経済発展における開発の影響などで、ラグを織ることができる職人が減り、伝統が徐々に衰退しつつある状況にあるそうです。そんな中 Rungta は、長い年月をかけて現地の職人たちと信頼関係を結び、パートナーとしてその生産を継続させることでその技術を守るという、素晴らしい活動を継続してきました。
今回そんな彼らと一緒にラグを復刻できたことをとても嬉しく、またこの素晴らしい製品が流行り廃りで消費されることなく、多くの人に長く使われるといいなと思っています。

”Rungta Dhurrie rug series” ~ indian traditional techiniques and patterns ~

2015.04.28 Tue

india kilt over dyed 2

先週伺った展示会で一目見て感激し、少量ですが仕入れました。
キルトはいろいろな生地を縫い合わせて作られる、柄や色、厚みが一点一点違うとても個性的な製品で、嫁入り道具の一つとして、母から娘へ贈られるという風習もあるそうです。こちらはインドで作られたヴィンテージキルトをインディゴ(藍)で後染めしたものになります。インディゴで染めることで一見どれも同じ様に見えてしまいそうですが、元のキルト自体がそれぞれ柄が違うためよく見るとその個性が更に際立って見えることがとても面白いと思いました。
サイズはどれも約2000×1400。染物の為、最初は色移り等はしますが、それも製品の特徴で魅力の一つでもあります。ジーンズの様に使っていくうちに良い風合いになっていくのではないでしょうか。
ラグとして、ベッドスローとして、ソファカバーとしてなど、様々な用途でお使いください。

また、4月のお休みでもお伝えした通り、明日4/29(水・祝)は営業いたします。皆様のご来店をお待ちしております。
※翌30(木)は通常定休日、5月の連休は毎日営業いたいします。5月のお休みはまたブログにてお知らせします。

india kilt over dyed