exhibition 2016 02 / 飛松陶器的灯飾加老上海的家具 lightware + old shanghai

飛松陶器から発表される新作の灯具(ライトウェア)と花器を老上海家具の空間で演出するという展示会。「インテリア空間の中で見せる」ということを念頭に置いて構成をした。ライティングについては、普段使用しているスポットを外し、飛松陶器のライトウェアだけを展示。実際に自宅で使用する際の明るさやシェードの高さなどを検討できるように配慮をした。
会場の生花は華道家 深澤隆行氏によるもの。

会期
2016.2.20 - 3.2
作家
飛松陶器 / とびまつとうき
展示作品
ランプシェード、花器、タンブラーなど
協力
DMデザイン / smb et smb
添え花 / 深澤隆行
web ページ
polygon
accordion cone M
cylinder S
triangle L

[ 飛松陶器 / 飛松弘隆 ]
1980年佐賀県生まれ。多摩美術大学工芸学科で陶芸を専攻。卒業後は陶芸家のもとで助手として経験を積んだ後、陶磁器作家『飛松陶器』として制作活動を開始。磁器の泥漿鋳込み型によって作られるテーブルウェアやライトウェアを中心に作品を発表している。

[ 泥漿鋳込みとは ]
泥漿(でいしょうと読む。磁土に水を加えた半液状のもの)を石膏でできた型に流し込む。すると徐々にその泥漿の水分が石膏型に吸われて行き、石膏型の内側に皮膜が形成される。作品に応じた塗膜ができた頃を見計らって余分な泥漿を外へ出し、型ごと乾燥させる。乾燥後に型から外し素焼きと本焼きを経て作品となる。気温、湿度、型の乾燥具合、泥漿の状態などに影響を受けるので、データ以上に経験が重要になる制作方法。