muni 062 / 雷文辺蜀江文氈

槐(エンジュ)や胡桃(クルミ)といった植物染料を用いて染めたベージュの透かしの蓮花文様は、光の方向によって淡く見えたりこっくりと深みを持って見えたりと、このカーペットの表情を生き生きと輝かせています。

[模様の解説]
フィールドは、「蜀江文」と呼ばれる格しょっこう子の文様。「蜀江文」とは中国・成都で織られ日本に伝えられた精巧な錦「蜀江錦」にみられるとからの呼び名。その蜀江文の中には蓮の花が用いられており、蓮の花は、沢山の種を実らせる生態や、「蓮」と「連」が同発音であることから幸福な結婚と子孫繁栄を願う文様として用いられてきた。
ボーダーの雷文(回文)は、古代文様の最も代表的な文様で稲妻をあらわし、 雨をもたらし万物への恵を願う意味が込められた文様。欧米では『グリークキー』と呼ばれている。術工芸品に多く描かれてきた。

品番
muni no.062
サイズ
横幅.610 長さ.1220 ※誤差あり
素材
プレミアムウール、コットン
染色
藍、大黄、えんじゅ
原産地
中国 甘粛省
配送サイズ
小物サイズ 配送料金表
価格
374,000(税込)

[ MUNI について]
1930年代、世界の文化の中心であったパリやニューヨークで、今までにないインテリアスタイルが誕生しました。
西洋のモダニズムと究極の東洋の伝統美であるクラシカル・チャイニーズ・ラグが融合したそれは、ハイエンドな人々によってより洗練されたものへと昇華され、瞬く間に世界へと広がり、現代にも続くラグジュアリーなインテリアスタイルとなっていったのです。
彼らの個性が最も表現された自宅(サロン)は、カルチャーの交流の場でもありました。そこに配する全てがこだわりのもとに選ばれ、その演出への知識は当然の嗜(たしな)みだったのです。
サロンに通された客人はまず家具を眺め、壁面の絵画、そして床に敷かれた手織り絨毯を鑑賞しました。
遠く離れた東洋から到来した誰も見たことのない美しい中国の絨毯は、最高のしつらえへの究極の仕上げだったのです。

MUNI CARPETSは当時、最もラグジュアリーでシックだったインテリアスタイル “モダンシノワズリ” をコンセプトに、東洋の美の源流である中国の明朝時代に作られた最高峰の絨毯(クラシカル・チャイニーズラグ)の製法と伝統美をよみがえらせ、現代に合わせてアップデートしました。
私たちMUNIは、東洋が持つ最上の伝統美とモダンを融合した新しい洗練されたインテリアスタイルをお客様へお届けします。

[コンディション]
・新品