muni 024 / 牡丹文辺萬字繋地文氈
同じ藍の濃淡4色で織られています。
使い込んで行くうちに天然藍ならではの深みを増して行き、ゆっくりと光沢が生まれ柔らかく変わっていく風合いの様子を感じて頂けます。
[模様の解説]
中央のメダリオンは、龍を抽象化した「拐子龍(かいしりゅう)」という文様です。龍は自然界のエネルギーそのものをあらわします。また善・力・守護の意味を持ち、かつては武勇と絶大なる権力の象徴でもありました。龍は水神様として生まれ、人々や動植物の渇きを潤すものとして、古くより私たちの身近に在り今に至るまで見守ってくれています。
フィールドには「光輝く天体」を象徴し、萬事如意を願う萬字文様を繋いだ「萬字繋ぎ」を用いています。
縁取りは牡丹と唐草でデザインされ、牡丹はぽってりとした絢爛で優美な姿と香気から花々の王として「富貴花」「国色天香」と呼ばれていました。中唐の文人で白居易とも親交のあった劉禹錫(リュウ ウシャク)によって「唯有牡丹真國色(ただ牡丹だけ、本当の国の色がある)」と詠まれています。
[ MUNI について]
1930年代、世界の文化の中心であったパリやニューヨークで、今までにないインテリアスタイルが誕生しました。
西洋のモダニズムと究極の東洋の伝統美であるクラシカル・チャイニーズ・ラグが融合したそれは、ハイエンドな人々によってより洗練されたものへと昇華され、瞬く間に世界へと広がり、現代にも続くラグジュアリーなインテリアスタイルとなっていったのです。
彼らの個性が最も表現された自宅(サロン)は、カルチャーの交流の場でもありました。そこに配する全てがこだわりのもとに選ばれ、その演出への知識は当然の嗜(たしな)みだったのです。
サロンに通された客人はまず家具を眺め、壁面の絵画、そして床に敷かれた手織り絨毯を鑑賞しました。
遠く離れた東洋から到来した誰も見たことのない美しい中国の絨毯は、最高のしつらえへの究極の仕上げだったのです。
MUNI CARPETSは当時、最もラグジュアリーでシックだったインテリアスタイル “モダンシノワズリ” をコンセプトに、東洋の美の源流である中国の明朝時代に作られた最高峰の絨毯(クラシカル・チャイニーズラグ)の製法と伝統美をよみがえらせ、現代に合わせてアップデートしました。
私たちMUNIは、東洋が持つ最上の伝統美とモダンを融合した新しい洗練されたインテリアスタイルをお客様へお届けします。
[コンディション]
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