muni 018A / 雷文辺蓮花文氈

白地は無染色のウールを使用してあり、藍染めの糸で織られている蓮の花を立体的に見せています。
使い込んで行くうちに天然藍ならではの深みを増して行き、ゆっくりと光沢が生まれ柔らかく変わっていく風合いの様子を感じて頂けます。

[模様の解説]
フィールドの花の意匠は、蓮の花です。中国から日本に伝来して「花菱」と呼ばれています。蓮の花は、沢山の種を実らせる生態や、「蓮」と「連」が同じ発音であることから幸福な結婚や子孫繁栄を願う文様として用いられてきました。仏教伝来の後には泥の中から清浄な花を咲かせることから清らかであることへの願いが込められ、現世からの救済の意味もあり美術工芸品に多く描かれてきました。
また、中国では蓮のことを古くは水芙蓉ともいい、その美しさから美人の例えとして詩文などにも用いられ、その清逸さをたたえて君子を象徴するものとされてきました。
そして、ボーダーの雷文は、古代文様の代表格で、「稲妻」を表しています。雨をもたらし万物の恵みを願う意匠です。中国、古代ギリシャ・ローマでも多用され、欧米ではグリークキーと呼ばれています。

品番
muni no.018A
サイズ
長さ.1220 横幅.610 mm ※誤差あり
素材
プレミアムウール、コットン
染色
天然藍、槐(えんじゅ)
原産地
中国 甘粛省
配送サイズ
小物サイズ 配送料金表
価格
363,000(税込)

[ MUNI について]
1930年代、世界の文化の中心であったパリやニューヨークで、今までにないインテリアスタイルが誕生しました。
西洋のモダニズムと究極の東洋の伝統美であるクラシカル・チャイニーズ・ラグが融合したそれは、ハイエンドな人々によってより洗練されたものへと昇華され、瞬く間に世界へと広がり、現代にも続くラグジュアリーなインテリアスタイルとなっていったのです。
彼らの個性が最も表現された自宅(サロン)は、カルチャーの交流の場でもありました。そこに配する全てがこだわりのもとに選ばれ、その演出への知識は当然の嗜(たしな)みだったのです。
サロンに通された客人はまず家具を眺め、壁面の絵画、そして床に敷かれた手織り絨毯を鑑賞しました。
遠く離れた東洋から到来した誰も見たことのない美しい中国の絨毯は、最高のしつらえへの究極の仕上げだったのです。

MUNI CARPETSは当時、最もラグジュアリーでシックだったインテリアスタイル “モダンシノワズリ” をコンセプトに、東洋の美の源流である中国の明朝時代に作られた最高峰の絨毯(クラシカル・チャイニーズラグ)の製法と伝統美をよみがえらせ、現代に合わせてアップデートしました。
私たちMUNIは、東洋が持つ最上の伝統美とモダンを融合した新しい洗練されたインテリアスタイルをお客様へお届けします。

[コンディション]
・新品