exhibition 2016 04 / Rungta dhurrie rug series ~ indian traditional techiniques and patterns ~

"Rungta Dhurrie rug series" から特注で制作したラグを発表した。
"Dhurrie" とは、 インドの伝統的な技法で作られる平織りの敷物のことを指す。機械ではなくすべて手作業で織られた Dhurrie は、 100年以上の耐久性があると言われており、その技術は古くから織り職人の家系にのみに受け継がれ相伝されてきた貴重な手仕事のひつとだ。 しかしながら、現代の日本における伝統工芸のように、その技術や伝統が受け継がれることなく徐々に衰退しているという現実に直面している。
そのような状況の中 Rungta は、長い年月をかけて現地の職人たちと信頼関係を結び、パートナーとしてその貴重な Dhurrie の生産を 続けてきた。彼らの "Rungta Dhurrie rug series”は、特に近年失われていた伝統的なデザインやパターンに焦点を当て、かつての 美しい伝統の柄を復活させ再現。素材には良質なコットンを使用し、すべて一枚一枚丁寧な手作業で織り上げられている。
今回 on the shore で特注したラグも、同じように失われていた伝統的な柄の復活を基本としてるが、特に技術的に難易度の高い 複雑な柄を再現することに成功した。宗教的な用途や自然のモチーフなど様々でインド特有の模様には「デザイン」とは全く無縁の 「無作為」な美しさをそこに見ることが出来る。
会期中は rungta の扱う様々なインドの製品やクラフトも販売した。

[ rungta ]
「旅」をキーワードとして世界で失われていく手仕事を残す活動をしている、世田谷区経堂にあるインテリアショップ。

[ "dhurrie" とは ]
インドの伝統的な技法で作られる平織りの敷物のことを指す。機械ではなくすべて手作業で織られた Dhurrie は、 100年以上の耐久性があると言われており、その技術は古くから織り職人の家系にのみに受け継がれ相伝されてきた貴重な手仕事。