老上海の書類収納です。ガラスの入った扉をスライドさせて開閉させます。収納は4段。内寸は、幅.955 奥行.300 高さ.340 mm。数ミリ程度の誤差はありますが、大きな写真集や図録なども余裕を持って収められます。食器収納としても使えそうですので、中にもう一段棚板を造作しても良いかもしれません。商品の展示用什器としても面白いのではないでしょうか。高さも180cmあるので、置いた空間に対しての存在感、また木の風合いやその佇まいは他の上海家具同様に格別なものを感じます。
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老上海のタイルトップサイドテーブルです。天板がタイルになっています。和平飯店のものと同じタイルで、色が違うものが使われています。和平飯店のテーブルのタイルは日本の会社のもの(社名不明)が使われており、こちらも同じ会社のものと思われます。当時の建築などでは日本製の素材(特に陶器やタイル)を使ったものも多かったようなので、そういう経緯で使われたのではないでしょうか。こちらのサイドテーブルは高さが73cmあり少し高めです。植物やオブジェなどを飾る台として玄関先やお部屋のコーナーなどで使うのに良さそうです。
上海アールデコのコート&ハットハンガー。古い材を用いて、古いデザインを元に作られたリプロダクトになります。僕自身、今まで見たことがない、ちょっと変わったデザインをしていると思い仕入れました。フックは3箇所。面白い形に切り取られた板に付いたフックに、帽子、コート、マフラーなど別々に掛けることができるようになっています。真ん中のバーには傘などを掛けられそうな感じです。ベースの上にもバッグなどの荷物が置けるくらいのスペースがあるなど、機能的にも優れたハンガーだと思います。
アールデコのチェストです。以前入荷した アールデコのデスクと非常によく似た作りの製品です。同じ工房で作られたものではないでしょうか。丸いフォルム、弧を描く背板は鏡だったのか今となってはわかりませんが、元々はドレッサーのような物だったようにも思えます。脚部のデザインも個性的で僕には生き物のようにも見え、とても面白いと思います。余計な装飾がなく非常にシンプルですが、雰囲気があり他には無い製品ではないでしょうか。収納としてはとても使いやすく、幅もありますので洋服などをしまうのにはとても良いと思います。
中国のガラスショーケースです。こちらは今回の仕入れの際にお客様からご依頼を頂いて買い付けてきたものになります。写真の通り元々は背中が鏡(バッチリ撮影する人が映り込んでいます)だったものを、お客様からのご依頼でガラスに入れ替え、4面ガラスにしてのお届けをさせて頂きました。本日納品に伺ったのですが、設置される場所を拝見して納得。窓からは特に今の季節綺麗な緑のお庭が見えて、開放感のあるリビングの雰囲気を壊すことなく溶け込んでいます。 将来お子様にも残せるような家具を、ということで今回のキャビネットを含めお家に置くものを選んでいらっしゃるお客様のとても素敵なお部屋でした。
chinese glass showcase / 中国のガラスショーケース
上海アールデコの椅子です。シンプルな形、背もたれに装飾が施されています。座面もすわり心地が良いように、くぼみが付けられています。脚部の装飾はイギリスのものの影響が感じられ、その上でやはり上海の雰囲気も兼ね備えている、そんな椅子ではないでしょうか。雰囲気があるので玄関やリビングに1脚置いておくのもいいですし、もちろん実際にデスクやダイニング用の椅子としてお使いになるものいいです。
中国の肘掛け椅子です。子供用だと聞きましたが、座高が41.5cmあるので大人の椅子としても違和感ありません。以前入荷した肘掛け椅子同様、脚部のバーに足を置いて座るのが一般的な座り方だそうです。また2脚セットであることもシンメトリー(左右対称)を基調とする中国様式です。中国の椅子の本を見ると、デザインは明時代のもののようです。余計な装飾がなく直線とゆるやかな曲線が用いられています。中国の椅子ですが、ヨーロッパのアンティークやデザイン家具などと合わせて使うことで一層その雰囲気が際立ち、面白い空間ができるのではないかと思います。2脚ありますので、セットでお使いいただくことをお勧めします。
東京都庭園美術館にて「アールデコの邸宅美術館+ART DECO COLLECTORS~アール・デコに魅せられたコレクターたち」が開催されます。特別鑑賞会のご案内を頂いたので、昨日一足お先に見に行ってきました。
今回の企画は庭園美術館というアールデコ建築の中を、美術館が所蔵する家具・調度品を本来の邸宅として空間を再現するというもの。同時に、国内のアールデココレクター達のコレクションを多数展示し、アールデコの魅力をより一層感じることができる企画です。詳しくはこちらの東京都庭園美術館の特設サイトをご覧ください。→こちら
個人コレクターの家具はその品質や保存状態の美しさには驚きでした。とても美しいものばかりです。上海の家具はそれらに比べるといろいろな差はあるとは感じましたが、やはり当時の時代の勢いや雰囲気を感じさせてくれる独特で面白いものだなと、改めて確認することができ個人的にもとても勉強になる企画展でした。
今回の企画展、なんと撮影を自由にしていいのだとか。ただし、平日のみ、また本館の展示のみだそうですので、ご注意ください。
アールデコの邸宅美術館+ART DECO COLLECTORS~アール・デコに魅せられたコレクターたち東京都庭園美術館展示会期 7/18(土)〜9/23(水・祝)会館時間 10:00〜18:00 ※毎週金曜日は21:00まで休館日 毎月第2・第4水曜日(祝日の場合は開館、翌日休館)
撮影オッケーとのことでしたが、撮った写真はこちらの1枚。本館一階の大食堂の照明です。パインとイチジク?パインとドリアン?忘れましたが、素敵な照明でした。
上海アールデコのサイドボードをアップしました。これぞ上海アールデコといったような製品ではないでしょうか。現存する上海租界時代の建築のような佇まいです。両側収納のアールと扉に施された彫刻、特徴的な脚部。そして宙に浮いたような中央の収納。それぞれの木製の取手もまた面白いです。奥行きがあるので収納としては機能的、また天板も広いので飾ることで空間をまた楽しませてくれます。これがあるだけで空間を一気に変えてくれそうな、そんな格別な風合いと雰囲気があると思います。
老上海のデスクです。袖は引き出しに、もう片袖は棚になっているという機能的で珍しい形をしています。サイズはデスクとして申し分なく、引き出しの収納量もあります。棚になった方は手前からも真横からも使えるようになっています。資料や書籍から小物などを飾る用途としても使えますね。全体の風合いも素晴らしいです。