on the shore - オン・ザ・ショア

東京都庭園美術館 タグ

2015.08.01 Sat

東京旧市街地を歩く

8月のお休み ・・・5(水)、6(木)、13(木)〜17(月)、26(水)、27(木)※13(木)〜17(月)は夏季休業とさせて頂きますが、通常定休日の、12(水)、19(水)、20(木)は営業いたします。ご来店・お問合せの際はご注意ください。

12日(水) 12:00~19:00 ※通常定休日ですが営業します
13日(木) 夏季休業
14日(金)   ↓
15日(土)   ↓
16日(日)   ↓
17日(月)   ↓
18日(火) 12:00〜19:00
19日(水) 12:00~19:00 ※通常定休日ですが営業します
20日(木) 12:00〜19:00 ※通常定休日ですが営業します

写真は森岡書店 森岡督行氏著の「東京旧市街地を歩く」。ヨーロッパの街には存在しますが、日本には存在しない「旧市街地」。日本における「旧市街地」とは・・・という森岡さんの視点で、東京にある近代建築や橋などを巡り、写真とともに紹介されている一冊です。1年半前、on the shore を開くにあたって見て回った街で気になった建物もいくつか収められていました。森岡さんが本書で書かれているように、なんとなく見慣れた東京の街もこういった視点で見ることで、今まで感じなかった興奮を感じることができるのではないでしょうか。添えられた文章もとても興味深い内容になっていますので、是非ご覧になってみてください。

「東京旧市街地を歩く」
著者 森岡督行
発行 株式会社エクスナレッジ
デザイン 新保慶太+新保美沙子 (smbetsmb)
写真 高橋マナミ

デザインは東京都庭園美術館リニューアルのデザインを手がけられた新保慶太+新保美沙子さんのsmbetsmb。写真も同じく庭園美術館の写真を撮影された高橋マナミさんです。ロゴやサイトのデザインも素敵なのですが、特に高橋マナミさんの写真はドキッとするようなきれいな写真だとおもいました。

2015.07.17 Fri

アールデコの邸宅美術館+ART DECO COLLECTORS~アール・デコに魅せられたコレクターたち

東京都庭園美術館にて「アールデコの邸宅美術館+ART DECO COLLECTORS~アール・デコに魅せられたコレクターたち」
開催されます。特別鑑賞会のご案内を頂いたので、昨日一足お先に見に行ってきました。

今回の企画は庭園美術館というアールデコ建築の中を、美術館が所蔵する家具・調度品を本来の邸宅として空間を再現するというもの。同時に、国内のアールデココレクター達のコレクションを多数展示し、アールデコの魅力をより一層感じることができる企画です。詳しくはこちらの東京都庭園美術館の特設サイトをご覧ください。→こちら

個人コレクターの家具はその品質や保存状態の美しさには驚きでした。とても美しいものばかりです。上海の家具はそれらに比べるといろいろな差はあるとは感じましたが、やはり当時の時代の勢いや雰囲気を感じさせてくれる独特で面白いものだなと、改めて確認することができ個人的にもとても勉強になる企画展でした。

今回の企画展、なんと撮影を自由にしていいのだとか。ただし、平日のみ、また本館の展示のみだそうですので、ご注意ください。

アールデコの邸宅美術館+ART DECO COLLECTORS~アール・デコに魅せられたコレクターたち
東京都庭園美術館
展示会期 7/18(土)〜9/23(水・祝)
会館時間 10:00〜18:00 ※毎週金曜日は21:00まで
休館日 毎月第2・第4水曜日(祝日の場合は開館、翌日休館)

照明

撮影オッケーとのことでしたが、撮った写真はこちらの1枚。本館一階の大食堂の照明です。パインとイチジク?パインとドリアン?忘れましたが、素敵な照明でした。

2015.03.30 Mon

アールデコと東洋 東京都立庭園美術館

東京都庭園美術館。日本で最も有名なアールデコ建築として知られています。先日学芸員の方とお話をする機会があり、その際に知ったのが15年前の2000年に開催された展覧会《ART DECO AND ORIENT / アールデコと東洋》でした。

ヨーロッパで広まったアールデコがアジアにも伝わり、上海・香港・インドなどの都市に取り入れられたアールデコに焦点を当てた企画です。アールヌーボーとアールデコへの変遷、そしてそのリバイバルとしてのポストモダン、ポストモダンとバウハウスの関係性、オリエンタリズム(中国美術やインド美術からの影響)についての視点など、とても面白い内容です。on the shore で扱う上海アールデコの家具も1920〜30年代のものと聞いていましたが、やはりその時期が最もアールデコと上海の街自体に活気があったのは間違いなく、改めていろいろな確信を持つこともできました。

学芸員の方も上海に限らずアジアのアールデコにはご興味をお持ち頂いていて、上海アールデコの家具に関してはあまりご存知なかったそうです。いろいろとお話もでき、僕自身も大変勉強になりました。また、上海に限らずアジアのアールデコは面白いものがあるにも関わらず、まだまだ知られていないのだという印象です。on the shore はもっとこの辺りを深めて行きたいと再確認することもできました。
この図録は店頭にありますので、ご来店の際には是非ご覧ください。

そして、次回上海仕入れのお知らせです。少し先ですが5月の中旬を予定しています。約1年ぶりの上海。ご存知の通りの円安ですので、現地へ行くのが少し恐ろしいですが今回も良いものを仕入れられればと思います。
また、何かお探しの家具(例:ガラスキャビネットで4面ガラス、サイズは幅500x奥行き500x高さ1600、価格は20万くらい等)がございましたら、お気軽にご相談ください。

背表紙 アールデコと東洋 東京都立庭園美術館