on the shore - オン・ザ・ショア

柳宗理 タグ

2015.09.23 Wed

bamboo cabinet 竹製収納

竹で作られたキャビネットです。

中国では古くから竹製の家具が使われてきたという歴史があります。しなやかで丈夫。屋外でも使えることから、人々の憩いの場やオープンカフェ(中国では何と言うかわかりませんが)でもよく使われて来ました。近代になり樹脂や鉄など、扱いやすく耐久性もあり量産ができる工業製品の椅子が作られるようになり、竹の家具は徐々に姿を消していった(現在でも椅子やスツールなど一部の製品は作られているが)ということなのではないかと推測されます。
このキャビネットは1950-60年代に作られた製品のようです。今では見かけることはほぼないと言ってもよい、とても珍しいものだと思います。扉を開けると3段の収納があります。扉には簡単な竹製の留め具が付いています。上から引っ掛けて使います。扉は取り外しが可能です。

竹といえば、シャルロット・ペリアンが日本に滞在している際に竹を用いたプロダクトを多数デザイン・製作しており、近年ではカッシーナ社からも竹を使ったシェーズロングも復刻されています。また、民藝運動でも知られる陶芸家の河井寛次郎の京都にある記念館では、竹で作られたキャビネットが展示されています(作ったのは当時近くに住んでいた台湾人の家具職人だった)。

多くのデザイナーや芸術家たちが竹という素材に魅力と可能性を感じ、手がけた製品や作品の の素材として選んだことは面白く興味深いと思います。

bamboo cabinet small / 竹製収納 小

2015.06.01 Mon

竹のキャビネット

6月の定休日 ・・・3(水)、4(木)、10(水)、11(木)、17(水)、18(木)、24(水)、25(木)
臨時休業・・・・・20(土)

今月は先月仕入れてきた上海からのコンテナが入荷します。今のところ、第3週に倉庫へ搬入予定です。随時メンテナンスしwebにもアップしていきますので、楽しみにお待ちください。

写真は今回見つけた竹のキャビネット。サイズ違いでこれよりも少し大きいものと2台入荷します。やはり台湾製とのこと。京都の河井寛次郎記念館にもっと立派な竹のキャビネットがあります。当時、河井寛次郎の自宅の近隣に住んでいた台湾の職人が作ったものだそうです。また、シャルロット・ペリアンも来日時に竹の家具などをデザイン・制作していています。
以前のブログでも紹介した竹の椅子や梯子も少しだけ見つけることができましたので、僕自身も入荷を楽しみにしています。