ドイツ人作家 Horst Göbbels による磁器のカップです。レースのような透し模様があしらわれた、繊細な作品です。地面に接するベースの部分は狭いのですが、バランスをとって自立するフォルムは美しいものがあります。サイズは直径8cm、高さ6cmと小ぶりですが、その佇まいは他の者にも負けていません。Horst Göbbels の作品は世界の数多くの美術館にコレクションされているように、非常に貴重で人気があるようです。
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中国の絵です。それほど古いものではなくここ10〜20年くらいのもののようです。この絵は模様が描かれた中国のキャビネット。朱色に鉄の金具がアクセントになっています。影も描かれており、光の差し込む方向も見て取れるなど、立体感のある作品です。金色が使われているのが全体の豪華な雰囲気をより際立たせているように思います。ハンコが押されていますが、作家名などは不明です。この絵は、プラナカンと呼ばれるマレーシアに移住してきた中国系移民の末裔達の中でも大きな財を成した一族の家に飾られていたものだそうです。歴史のロマンを感じますね。そして、作品としてや絵としての価値はわかりませんがなんとなく良いですよね、この絵。
中国の絵です。それほど古いものではなくここ10〜20年くらいのもののようです。この絵はチャイナドレス。淡いピンクと装飾的な模様をあしらったラインが入った綺麗なドレスです。ハンコが押されていますが、作家名などは不明です。この絵は、プラナカンと呼ばれるマレーシアに移住してきた中国系移民の末裔達の中でも大きな財を成した一族の家に飾られていたものだそうです。歴史のロマンを感じますね。そして、作品としてや絵としての価値はわかりませんがなんとなく良いですよね、この絵。
バウハウスを象徴する椅子の一つ、Marcel Breuer の wassily chair をアップしました。少なくとも70年代以前のヴィンテージフレームに新しいキャンバス生地で張り替えました。現行品はアメリカのKNOLL社で生産されていますが、その一つ前はイタリアのGAVINA社が、それより以前はトーネット社が製造権を持っていたようです。こちらの現品はリプロダクトではなく正規品であることは間違いありません。製造年が不確かなためメーカーを不明と記載していますが、上記のいずれかのメーカーの製品です。
本日、3月8日で on the shore は1周年を迎えることができました。これも、早稲田という不便な場所にも関わらず、都内近郊のみならず全国からわざわざ足を運んでくださったお客様、取引先をさせて頂いている業者の皆様、同業の先輩方、スタイリストの皆様、ライターの皆様、雑誌編集部の皆様、作家さん達、そして用もないのにおやつを持ってコーヒーやビール飲みに遊びに来てくれる友人たちのお陰だと感じています。心からお礼を申し上げます。これからも面白い商品や素敵な空間を提案して参りますので宜しくお願い申し上げます。
1周年記念にショップカードを新しくしました。オープンの際のメール案内を受け取られた皆様の中にはお分かりになる方もいらっしゃるかもしれません。そのご案内に添付したイメージ写真の壁の色がこのカードと同じマゼンタです。壁の色を変える予定はありませんが、マゼンタも好きな色の一つです。
上海で見つけた木製のジュエリーボックスです。上海租界時代にヨーロッパの人が持ち込んだものらしく、蓋に施された象嵌が美しい製品です。鍵もかけられますので、ジュエリーボックスとしてはもちろん、貴重品入れ、またジュエリーを飾る什器としても素敵だと思います。
上海アールデコのスクエアテーブルをアップしました。上海の家具は久しぶりの更新です。このスクエアテーブルは脚部のデザインが非常に変わっていて、機能的でもあります。2人で使うのにはちょうどいいサイズではないかと思います。是非ご覧ください。
carved wooden hand / 木彫りの手made in INDONESIA 1940’s
今年で開窯240周年を迎える世界的テーブルウェアメーカー Royal Copenhagen のプレート”pomegranate(ざくろ)”です。ざくろ”の大胆なその模様と彫りが施されている面白いプレートです。デザインを手がけたのは Gerd Bøgelund で、 こういった彫刻的な製品を多数手がけていたようです。かなり厚手で重厚感もあり、また釉薬の美しい表情は他にはない素晴らしいものがあります。1959年製。
先日行ってきたマレーシアで仕入れをした、マレーシアの陶磁器メーカー claytan社製のカップです。歴史ある古いホテルで使われていたその、made in malaysia と書かれたのカップにとても惹きつけられましたのです。ホテルやアンティークショップ、カフェやコーヒーの販売所(マレーシアはコーヒーも特産品のようです)などを聞いて回りました。そこで分かったことは、
・元々このカップはとあるコーヒーショップのために作られたものである。・現在は生産されていない。・中国製の品質の悪いリプロダクトがかなり出回っている。・古いカフェやホテルでは未だに大事に使い続けている。・1950〜60年代のデザイン、プロダクトである(今回入荷した分はいつころ製造されたものかは不明)。
ということなどでした。Claytan社は1920年に設立された老舗メーカーで、日本で言うとNIKKOや白山陶器、フィンランドでいうとarabiaのような会社だと思われます。もちろん現存します。写真はその中国製造との比較画像です。左が中国製のリプロダクト、右がclaytan社製 made in MALAYSIAです。推測ですが、いろいろな会社がこの柄だけを模したカップ&ソーサーを作っているようで、微妙な違いのものはたくさんあり、そのうちの1種類を買ってきました。画像では分かりにくいのですが、持ち手、口の厚み、素材感、絵付けの繊細さ、色など、 オリジナルと比較するとその品質の差は歴然です。リプロダクトが多く作られている背景には、このカップが当時かなりポピュラーで様々なところでも使われていたというような製品だったということなのではないでしょうか。
一部の歴史あるホテルやカフェでは今もなお大切に使われていることが、それを証明しているのではないかと思います。デッドストックの新品です。少量ですが在庫もございます。とても素敵なカップです。