on the shore - オン・ザ・ショア

Blog Archives

2015.04.05 Sun

象嵌 花器 アール・ヌーボー

木製の花器です。※写真はラベンダーのドライフラワー
風景やお花の象嵌が施されています。ジュエリーボックス同様、租界時代にヨーロッパから上海へ持ち込まれた製品で、20世紀初頭まで流行したアール・ヌーボーの流れの製品だそうです。4面全てが違う模様の象嵌は繊細でとても美しく、当時の職人の高い技術と精度を見ることができます。
小の方には中にブリキのカップがはいっていますので、生花も飾ることができます。大の方にブリキ缶は付いていないのですが、ドライフラワーなどを飾るのにお使いいただけます。
作られてから100年以上経っており、その存在感は他にはないものを感じます。

art nouveau inlayed flower vase / 象嵌の花器

2015.04.01 Wed

4月の定休日・・・1(水)、2(木)、8(水)、9(木)、15(水)、16(木)、22(水)、23(木)、30(木)
臨時休業・・・・4/6(月)※納品の為
営業日変更・・・4/29(水)は昭和の日で祝日の為営業いたします

on the shore から徒歩数分のところにある江戸川橋公園は桜が満開です。神田川に沿って桜並木が続きます。公園もあるのですがそれほど混み合ってはいないので、以外と知られていない場所なのかもしれません。
週末にかけてお天気が崩れるようですが、暖かい風に揺られる桜を見に是非お出掛けください。
※動画は右下の設定ボタンの【画質】を是非【HD】にしてご覧ください

2015.03.30 Mon

アールデコと東洋 東京都立庭園美術館

東京都庭園美術館。日本で最も有名なアールデコ建築として知られています。先日学芸員の方とお話をする機会があり、その際に知ったのが15年前の2000年に開催された展覧会《ART DECO AND ORIENT / アールデコと東洋》でした。

ヨーロッパで広まったアールデコがアジアにも伝わり、上海・香港・インドなどの都市に取り入れられたアールデコに焦点を当てた企画です。アールヌーボーとアールデコへの変遷、そしてそのリバイバルとしてのポストモダン、ポストモダンとバウハウスの関係性、オリエンタリズム(中国美術やインド美術からの影響)についての視点など、とても面白い内容です。on the shore で扱う上海アールデコの家具も1920〜30年代のものと聞いていましたが、やはりその時期が最もアールデコと上海の街自体に活気があったのは間違いなく、改めていろいろな確信を持つこともできました。

学芸員の方も上海に限らずアジアのアールデコにはご興味をお持ち頂いていて、上海アールデコの家具に関してはあまりご存知なかったそうです。いろいろとお話もでき、僕自身も大変勉強になりました。また、上海に限らずアジアのアールデコは面白いものがあるにも関わらず、まだまだ知られていないのだという印象です。on the shore はもっとこの辺りを深めて行きたいと再確認することもできました。
この図録は店頭にありますので、ご来店の際には是非ご覧ください。

そして、次回上海仕入れのお知らせです。少し先ですが5月の中旬を予定しています。約1年ぶりの上海。ご存知の通りの円安ですので、現地へ行くのが少し恐ろしいですが今回も良いものを仕入れられればと思います。
また、何かお探しの家具(例:ガラスキャビネットで4面ガラス、サイズは幅500x奥行き500x高さ1600、価格は20万くらい等)がございましたら、お気軽にご相談ください。

背表紙 アールデコと東洋 東京都立庭園美術館

2015.03.28 Sat

vincent&mia

vincent & mia
広島県広島市中区中町 5-1 naganuma bld2 1f
tel & fax 082-247-6023
open 12:00〜20:00
定休日:水曜日

広島市中区にあるアパレルショップ vincent & mia 様のリニューアルオープンに合わせて、店舗用什器として上海の家具とヴィンテージランプをセレクトして頂きました。
上品で洗練された空間の中で、商品とお店の雰囲気をを引き立てるように、上手に取り入れて頂いています。
雑誌とwebサイトをご覧になられて東京出張の際にご来店頂いたのが昨年末。店頭にある shanghai art deco や living in china などの写真集をご覧になったことでリニューアル店舗の内装のイメージも膨らませて頂けたようでした。
上海の家具はそれぞれ存在感がありますが、今回の vincent 様のお店のような清潔感のある空間に合わせて頂くことで、お店のその上品さをより一層際立だせることができたのではないかと思います。

《納入家具》
shanghai art deco chest / 上海アールデコ 蛇腹キャビネット
old shanghai chair / 老上海 椅子
Daalderop desk lamp / デスクランプ

modern interior #2 vincent & mia

2015.03.27 Fri

white porcelain cup

ドイツ人作家 Horst Göbbels による磁器のカップです。
レースのような透し模様があしらわれた、繊細な作品です。地面に接するベースの部分は狭いのですが、バランスをとって自立するフォルムは美しいものがあります。サイズは直径8cm、高さ6cmと小ぶりですが、その佇まいは他の者にも負けていません。
Horst Göbbels の作品は世界の数多くの美術館にコレクションされているように、非常に貴重で人気があるようです。

white porcelain cup / 磁器のカップ

2015.03.22 Sun

chinese cabinet

中国の絵です。それほど古いものではなくここ10〜20年くらいのもののようです。
この絵は模様が描かれた中国のキャビネット。朱色に鉄の金具がアクセントになっています。影も描かれており、光の差し込む方向も見て取れるなど、立体感のある作品です。金色が使われているのが全体の豪華な雰囲気をより際立たせているように思います。ハンコが押されていますが、作家名などは不明です。
この絵は、プラナカンと呼ばれるマレーシアに移住してきた中国系移民の末裔達の中でも大きな財を成した一族の家に飾られていたものだそうです。歴史のロマンを感じますね。そして、作品としてや絵としての価値はわかりませんがなんとなく良いですよね、この絵。

painting “chinese cabinet” / チャイニーズキャビネット

2015.03.20 Fri

chinese dress

中国の絵です。それほど古いものではなくここ10〜20年くらいのもののようです。
この絵はチャイナドレス。淡いピンクと装飾的な模様をあしらったラインが入った綺麗なドレスです。ハンコが押されていますが、作家名などは不明です。
この絵は、プラナカンと呼ばれるマレーシアに移住してきた中国系移民の末裔達の中でも大きな財を成した一族の家に飾られていたものだそうです。歴史のロマンを感じますね。そして、作品としてや絵としての価値はわかりませんがなんとなく良いですよね、この絵。

painting “chinese dress” / チャイニーズドレス

2015.03.16 Mon

I'm home 2015 MAY no.75

3/16発売の I’m home 2015 MAY no.75 P60からの、Art Wall Styling ウォールデコレーションの特集ページのスタイリングに、上海アールデコのチェストを使って頂きました。とても素敵ですので、是非書店等でお手にとってご覧ください。

I'm home 2015 MAY no.75
styling Yumi Nakata さん

shanghai ART DECO chest / 上海アールデコ チェスト

2015.03.15 Sun

wassily chair

バウハウスを象徴する椅子の一つ、Marcel Breuer の wassily chair をアップしました。少なくとも70年代以前のヴィンテージフレームに新しいキャンバス生地で張り替えました。
現行品はアメリカのKNOLL社で生産されていますが、その一つ前はイタリアのGAVINA社が、それより以前はトーネット社が製造権を持っていたようです。こちらの現品はリプロダクトではなく正規品であることは間違いありません。製造年が不確かなためメーカーを不明と記載していますが、上記のいずれかのメーカーの製品です。

wassily chair / ワシリーチェア

2015.03.08 Sun

on the shore

本日、3月8日で on the shore は1周年を迎えることができました。
これも、早稲田という不便な場所にも関わらず、都内近郊のみならず全国からわざわざ足を運んでくださったお客様、取引先をさせて頂いている業者の皆様、同業の先輩方、スタイリストの皆様、ライターの皆様、雑誌編集部の皆様、作家さん達、そして用もないのにおやつを持ってコーヒーやビール飲みに遊びに来てくれる友人たちのお陰だと感じています。心からお礼を申し上げます。
これからも面白い商品や素敵な空間を提案して参りますので宜しくお願い申し上げます。

1周年記念にショップカードを新しくしました。オープンの際のメール案内を受け取られた皆様の中にはお分かりになる方もいらっしゃるかもしれません。そのご案内に添付したイメージ写真の壁の色がこのカードと同じマゼンタです。壁の色を変える予定はありませんが、マゼンタも好きな色の一つです。